秋晴れの連休の日曜日、とんでもないDVDを見てしまいました!!
それはクラシックのマニア度、ダントツ・メーカー、キングレコードの関連会社にして
輸入レーベル、キング・インターナショナルから緊急リリースの、ニューヨーク・フィル
平壌公演のライブ・ドキュメンタリー映像のDVDなのです(ながっ。。恥笑)
昨晩はアメリカによる北朝鮮のテロ支援国家解除という、なんとも複雑な発表があった
ばかりでしたが、ともあれ(^^;。
アメリカが悪の枢軸国と名指しで非難した北朝鮮、また北朝鮮も反米が強いのですが、
そんななか、今年の2月、ニューヨークフィルが招かれて北朝鮮でコンサートをやった、
これはかなりの話題で、自分もTVニュースで知りましたが、まさかDVDで見れるとは思いも
しなかったです。それにしても指揮者マゼールもワル顔だし(おいおいって!)、日本も
共産党・独裁主義の北朝鮮にアレルギー持つ人多いだろうし、しかもクラシック。
よりによってわざわざ平壌でやったライブを買ってまで見る人がいるのかと心配になる
くらいでしたが、結論を言うと、素直に感動しました(お前なぁ〜苦笑)。
平壌劇場は思ったより立派で美しく、約2000人の観客は皆、党員関係の人とは思うけど
全員一人残らず飛び切りの正装、髪もビシッと整っていて、まずそのコンサートへの
姿勢、真剣さがまるで別次元。誰一人寝てる人もないし、食い入るように見つめ、そして
聴いている。最初の国歌では全員が一斉に起立するのに参りました(^^;
それにしてもこの感じ、ベルリンの壁解放コンサートでもないし、チェコの解放のでも
ないし、なんだろう、近いのは戦時下のナチスドイツのライブとか、ああいう緊張に
満ちた雰囲気。というか、戦前の軍国主義の日本の人々がクラシックを聞いている感じ
に一番近いかも、です。
終わったあと、誰一人帰ろうとせず、総立ちの鳴り止まない拍手、さらに手をおおきく
振って涙ぐんでいる人さえ。もしかするともう二度と聴けないかもしれないトップレベル
のクラシックへの党からの強制でない、心からの惜しみない拍手に見ていておおいに
感動したものです。曲は
ドヴォルザーク交響曲第9番「新世界」ほか。
あの超プロフエッショナルなロリン・マゼールもニューヨークPOの面々も初めて見るように
気合入りまくり。音楽は人によって作られるものだし、その感動は国境やイデオロギーも
超えて万人の心に響く。音楽の力で早く国と国との対立がなくならないものか。
レノンのイマジンではないけど、改めてそう思ったものです。