先日、アメリカ合衆国第44代大統領がオバマ氏に決まった。
47歳、はっきりと分かりやすい主張、「変革」(チェンジ)、排他的にならず強調と対話を、
という政策が多くの人の心を捉えたようです。日本には直接は関係のないことだけど、
それでも見ていて自分は少なからず感動でした。
あと、最も大切なこととして、黒人としての初の大統領、というのも大きかった。
オバマ氏はリンカーンのあの最も有名な演説を再現していました。
多くの黒人が感激して泣いてました。00年前に奴隷制度はなくなっているけど、ホントに
平等になったのは1960年代。まだ根強い差別の気持ちがこれで遂に払拭されるのか、、、
見ていてそういう感慨に囚われたものです。
クラシックを振り返ってみると、どうでしょう。圧倒的な白人優位の業界。
もともと西洋のキ
リスト文化、教会から発生した音だったし、王侯、貴族音楽でした。
ベートーヴェンの時代、フランス革命が起こるまでは。それで今でもそうなのか。
韓国人のチョンキョンファはすごく差別があったと聴きますし、小澤征爾はかつて
若きヨーヨーマに、「おれたちは東洋人というハンデ持っている。でもいつかそれは
乗り越えられる」と熱く語っていました。そんな黄色人種のハンデ以上に、黒人は
もっと強い差別が? それがクラシックだとしたら、なんて閉鎖的で狭い業界かと
哀しくなります。
でも、実際、ある程度、裕福な家庭でないとクラシックは出来ないから、そういう点でも
貧困層の多い黒人のアーティストはなかなかででこない。彼らはどちらかといえばJAZZ、
ソウル、ブルースのほう。
そんなクラシック少数の黒人の人だけど、歌手は割りといます。
ジェシー・ノーマン、レオンタイン・プレイス、キャスリーン・バトル、レリ・グ
リスト、
サイモン・エステス。。。皆、声量豊かで美しい歌声。
でもヴァイオリニストやチェ
リストで黒人奏者はいない。フルーティストもみたことない。
指揮者は、かつてディーン・ディクソンがいたけど、あまり知られていません。
いまようやく、デプリーストが出てきて活躍しているくらい。(都響でおなじみ)
そんな特殊なクラシック業界、ゴルフなんかもだけど、いつまでも貴族の音楽といっている
と滅びてしまいます。オバマ氏みたいな、力強いアーティストがきっとすぐに出てくること
を期待しつつ。
黒人ピアニスト、アンドレ・ワッツの明るく健康的な
リストを聴きつつ、、、、
" YES、WE、CAN "の意味を今一度、思いました。